身体を横にしても、しっかり休めているかどうかはまた別。
どうも疲れが残っているような気がする、という人は、完全に休めていないのかも。
頭のなかまでしっかりリラックスするための方法をご紹介します。
休むってどういうこと?
リラックスとは、ただ何もせずにぼーっとすることでも、好きなことをやることでもありません。
仕事や趣味に全力を注げるように、身体と脳をしっかり休ませることです。
では、どういう状態になると「リラックスしている」と言えるのでしょう?
身体は熱くも寒くもなく、筋肉に変に力が入っていないこと。
ゆったりと呼吸できていて、頭はクリアに動いている状態。
それが、理想のリラックスした状態です。
特にエンジニアの仕事は頭脳労働で、頭を酷使しています。
次の作業のためにも、休むときにはしっかり脳まで休めてあげましょう。
身体をしっかり休めよう
まずは身体を休めましょう。
ただ横になるだけでは、妙なところに力が入って、かえって肩が凝ってしまったりします。
身体を休めるためにも、方法があるんです。
深呼吸
手っ取り早いのは深呼吸。できれば腹式呼吸で。
まず鼻から深く息を吸います。おなかが膨らむよう意識して。
次に、ゆっくりと息を口から吐ききります。あまり大きな口を開けずに。
息を吐ききる、というのは普段なかなかやらないので、意識してやってみてください。
目を閉じて全身の力を抜き、2,3回深呼吸してみましょう。
難しければ、最初は横になってやるとやりやすいです。
食べ物
ストレス解消には、ビタミンB1、ビタミンC、カルシウムを取るといいでしょう。
ビタミンB1が不足するとストレスへの耐性が下がります。
ビタミンCは免疫力を高める効果があります。
軽く体を動かす
軽いストレッチや散歩で身体を動かすと、全身がほぐれてリフレッシュできます。
特別にスポーツをする必要はありません。1時間に1度、伸びをするだけでもかなり違います。
そのままストレッチすると、肩こり防止にもなりますよ。
頭をしっかり休めよう
次は、脳まで休めて疲れをとりましょう。
強いストレスを感じると、脳が活性化しなくなります。「頭が働かない」状態です。
脳に一番強いストレスを与えるのは、強い緊張感。
つまり働き過ぎや頑張り過ぎが一番の原因になるのです。
頑張れば頑張るほど多くの成果につながるというわけではありません。
適度にリラックスして、脳を活性化させましょう。
そのほうが仕事の効率も上がります。
脳からサインが出ています
今までより寝付きが悪くなってきたと感じたら、脳がリラックスできていないサイン。
うまく交感神経が副交感神経に交替できていません。
しっかりと休息をとってください。
睡眠時間
疲労の解消には、やはり眠ることが大事です。
できれば午後11時半~午前2時の間は眠りましょう。
この時間は睡眠のコアタイム。
この時間帯には寝ているようにすれば、睡眠時間が少なくても身体はかなり休まります。
夜は早めに寝て、溜まった仕事は早朝早起きして行うという手もあります。
朝は頭がよく働いて仕事がはかどりますよ。
歩く
身体をリラックスさせる方法のところでも「身体を動かすといい」と書きましたが、身体を動かすことは脳を休めるためにもいいんです。
特に早歩き、散歩、ジョギングなど、足を使った運動をすると、脳が活性化してよりクリエイティブな作業に向いた状態になります。
通勤のないフリーランスは、歩くことが極端に減るもの。
早歩きをしたり、階段を使うように心がけることで、意識的に足を使うようにしましょう。
食べる
食べている時間はゆっくり落ち着いて食べましょう。
忙しくなると食事どころではないと、仕事をしながら食事したり、食事を抜くことも多くなりそう。
食べることに集中して食事を楽しむようにすると、身体を動かしたときと同じくらい脳が活性化します。
規則正しいリズム
作業と休憩にリズムをもたせましょう。
ポモドーロ・テクニックのように一定のリズムで仕事と休憩を繰り返すと、休憩のときにうまくリラックスできます。
これは、一定のサイクルで働くことと休むことを繰り返すと、交感神経が優位な状態(頭が活動している状態)と副交感神経が優位な状態(リラックスしている状態)との交替がスムーズに行われるという特性を利用したもの。
この切り替えがうまくいけば、脳も身体もしっかりと休めるようになります。
頭皮を刺激する
頭をずっと使っていると、血液が集中してきて、頭皮まで緊張してきます。
ヘアサロンで頭皮をマッサージしてもらったことはありますか?
あのマッサージを真似て、頭皮マッサージをしてみましょう。
緊張がほぐれて、リラックスしやすくなります。
手を大きく広げて指の腹で頭皮をつかみ、下の方から上に向かってマッサージします。
シャンプーのついでにやると手軽でいいですね。
あまり力を入れすぎないように。
ドライヤーやホットタオルで後頭部を温めてもいいですよ。
眠るときには逆に、冷えタオルなどで頭を冷やすとよく眠れるそうです。
この場合、身体は冷やさないように注意してください。
「頭寒足熱」ということですね。
さいごに
リラックスとは、趣味に夢中になることではありません。それはストレス解消法です。
スポーツなどはストレスの解消になりますが、身体は休めません。
その後、さらに休憩が必要になります。
もちろん、ストレス解消も大事です。
ストレス解消法とリラックス法をうまく使い分けてください。